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ポケモンGOが中国で配信許可されない理由

2017/01/12

中国でやっぱり配信されない理由
ポケモンGOは世界中でプレイされているゲームですが、中には配信されていない国もあります。

その一つが中国で、12/10に中国のメディア規制当局が、ポケモンGOなどの「拡張現実を利用するゲームについて、セキュリティー上のリスクに関する評価が完了するまで国内での利用を許可しない」方針を伝えました。

同国でメディアを管理する国家新聞出版放送総局は、「国家安全保障と人民の生活や資産の安全に関する高いレベルでの責任」に伴い、ポケモンGOのリスク評価について他の政府機関と協力していると表明した。このリスクには、「地理情報のセキュリティーに関する脅威や、交通や消費者の個人的安全に関する脅威」が含まれるという。

 

総局によると、一部の中国企業も同様のゲームを開発中だという。

 

引用元:中国での「ポケモンGO」利用、リスク評価まで許可せず=規制当局

ポケモンGOが中国で配信されない理由

ポケモンGOが中国で配信されない理由を推測してみました。

①中国政府とgoogleの関係

②地図情報が軍事機密に触れかねないこと

③自国の産業を守って育成したい

①中国政府とgoogleとの関係

中国、google、ナイアンティック
ポケモンGOの開発元であるナイアンティック社は、googleがいわば「親会社」にあたり、googleと中国政府は対立してきた経緯があります。

当初、googleは中国での市場拡大を目指し、googleの検索結果で民主化や、チベットやウイグル等の少数民族の問題といった中国政府が望まない情報を自主的に非表示にする等の施策を行い、検索エンジンで百度に継ぐシェアを伸ばしました。

しかし、アメリカ本国から中国政府に追随する姿勢への反発の声や、中国国内からgoogleの無料メールサービスであるGmailへのハッキング攻撃も受けたこともあり、検閲行為の停止を訴えましたが交渉は失敗に終わり、撤退することになりました。

参照記事:米グーグル,中国市場からの“撤退”を表明

中国政府としては方針に従わないgoogleと、その関連企業であるナイアンティック社には警戒感を抱いていると考えられます。

②地図情報が軍事機密に触れかねないこと

見るのが可能な地域
上記画像はgoogleストリートビューで見ることが可能な地域ですが、中国政府は主に軍事機密に繋がる情報の漏えい(スパイ)を防ぐ目的で、地図情報サービスを規制し警戒を強めています。

参照記事:標的はグーグルアースか 中国、ネット地図規制を強化

ポケモンGOは地図情報を利用したゲームですから、中国政府にとって規制を考えるべき対象となります。

③自国の産業を守って育成したい

中国ITサービス
ポケモンGOを規制する理由として、同様のサービスをすでに開発しているのがあるようです。

中国は海外で流行しているITサービスを規制して、それと類似した自国製のITサービスを流通させる政策を行ってきました。

例を挙げると下記のようになります。

分野世界的サービス中国発サービス
検索エンジンgoogle百度百科
ポータルサイトyahoo網易
SNSfacebook、twitter新浪微博、騰訊微博
動画共有サイトyoutubeYOUKU
ECサイトamazon淘宝網
メッセンジャーskypeテンセントQQ

中国では世界的なITサービスが規制されている代わりに、類似した国内産のITサービスがトップシェアを占めていて、中国市場を握る百度やアリババといったIT企業が世界的企業に成長しました。

海外のサービスが国内に入ってくることで自由競争が活性化するメリットはありますが、それが世界的に支持されているくらいの圧倒的に強いものであれば、国内の企業が太刀打ちできずに淘汰されてしまって、やがて海外に富が流れてしまいます。

中国政府としては自国の産業を守りたいゆえの抵抗と考えられるのです。

「国際企業」対「国家」という問題

googleのような国際企業が世界的な需要に応えて国境を超えて供給したいという合理性。

それに対して中国政府が自国や自国の産業を守りたいという感情。

「国際企業」対「国家」の対立という国際問題を、ポケモンGOを通して見ることができると思います。

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