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【ポケモンGO裏話探訪】ポケモンは元々ピッピが主人公の予定だった!

2017/02/28

ピッピ
金銀のポケモンが追加されポケモンGOは活況を呈していますが、私は金銀のポケモンの特徴を把握していてなくて右往左往しています。

レアキャラがどれなのか、初代でも金銀でもゲームをしたことがあったり、アニメでポケモンを知っていて力関係を把握していれば、試行錯誤は避けられたのかなと思います。

ピカチュウは主役ではなかった

ポケットモンスター赤緑なので、ポケモンを興味持っていろいろ調べていると、その成り立ちについて面白いエピソードが見つかりますね。

その一つとしてピカチュウは元々は主役でなかったという話。

ポケモンシリーズ最初のゲーム作品『ポケットモンスター赤緑』のパッケージにはまだポケモンの象徴的存在のピカチュウがいませんよね。赤はヒトカゲが進化したリザードンで、緑はフシギダネが進化したフシギバナです。

1996年2月に赤緑が発売された時はまだピカチュウは主人公ではなかったのです。

ピッピを主人公にして女子ウケする作品に!

ピッピポケモンのアニメは1997年11月に放映開始されますが、主人公のサトシのパートナーとして当初考えられていたのは、なんとピッピでした。

ポケモンゲームの開発会社のゲームフリークやアニメ制作陣はピッピを主役に持ってきて、女子人気の獲得も考えていたようです。

確かに、星のカービィーにも似たピンク色の丸っこい見た目は女子ウケしそうです。

ピッピのアイドル路線のアニメを想定して、ゲームフリークはピッピが主人公のマンガを小学館に執筆依頼しました。

穴久保幸作によるポケモンマンガ

くにおくん任天堂がプッシュするタイアップということで、小学館としても力のある作家を当てなければということでオファーしたのが穴久保幸作氏。

穴久保先生は、児童向けマンガ雑誌『コロコロコミック』にて『おれは男だ! くにおくん』がヒットして5年間連載が続いたように、実力派として知られていました(個人的にくにおくんは懐かしい)。

小学館はコロコロにて穴久保先生による『ポケットモンスター』の連載を開始します。

(※当初は『ふしぎポケモン ピッピ』で別冊コロコロコミックで発表され、後に『ポケットモンスター』として改題、移動してきて1996年9月よりコロコロ本誌で連載開始)

ギエピー爆誕!

ギエピーところが、大問題が発生します。

穴久保版『ポケットモンスター』は、ピッピのアイドル路線なんてお構いなしで、コロコロで売れること描きたいことを優先したため、そこには可愛いとは遠く離れた変わり果てたピッピの姿がいました。

それを象徴するコマが「ギエピー」。

どうやら、穴久保先生はポケモンのゲームを知らず、自身のヒット作だった「くにおくん」のようなノリのギャグマンガとして描いていたようです。

足並み揃わないメディアミックス

一方、任天堂も原稿をチェックするほど当時は力を入れておらず、ゲームフリークとしても大出版社の小学館にお願いしている立場で強くは出られないことから、こうした作品になってしまったようです。

かわいいポケモンのピッピで女子ウケして、ゲーム、マンガとの相乗効果でアニメのヒットを狙っていたアニメの制作陣の目論見は外れ、頭を抱えたに違いありません。

穴久保版

緊急でお鉢が回ってきた(?)ピカチュウ

アニメのピカチュウこの事態に、ピッピと見た目の似ているプリンに主人公を変更するという案もありましたが、技が「はたく」等、地味でアニメ映えしない欠点がありました(ピッピについても同様の指摘あり)。

そこで主人公のお鉢が回ってきたのがピカチュウでした。

穴久保版『ポケットモンスター』でも常に表紙にいて、すでに人気キャラの一つで、技の電撃も派手で見映えしました。

結果、ピカチュウの主人公抜擢は大成功で、以降のポケモンブームや、今にまで続くポケモンシリーズに繋がるのは周知の通り。

穴久保版ポケモンもヒット作に!

穴久保ポケモン一方、穴久保版『ポケットモンスター』も失敗どころかむしろ2002年まで連載の続いたヒット作になりました。

最終話ではピッピがマサラタウンを救うためにロケット団が発射したミサイルに体当たりの特攻をして散るという衝撃のラストで締めくくられています。

しかし、これはあくまで「初代編」のラスト。

穴久保版『ポケットモンスター』は、ポケットモンスター新作ゲーム発売の度に改題され、2017年現在もコロコロコミックで連載が続いている長寿作品になっているのです。

早い段階でピカチュウを見出していた穴久保先生

ピカチュウポケモンシリーズで一躍ヒットメーカーとなったゲームフリークも、ゲームやアニメと完全に方向性が完全に違うが「ポケモンを立派にアピールしてくれた」と穴久保版を高く評価しています。

穴久保先生が参考にできるのはゲーム原作のみで、初のポケモンマンガで試行錯誤ゆえの破天荒な発想の数々だったと思いますが、この作品なくしてコロコロ読者の小学生児童にポケモンをアピールできなかったでしょう。

特筆すべきなのは、数多あるポケモンの中から早い段階でピカチュウを見出していたのが穴久保先生だったことです。

アニメの制作スタッフもピカチュウのキャラづくりの参考にしていたのは間違いないでしょう。

様々な奇跡が重なったポケモンブーム

ピッピアニメへまた、マンガでの設定がアニメやゲームに逆輸入されることもありました。

『ポケットモンスター アドバンスジェネレーション』第86話にて、サトシが昔観た面白い映画に登場したのは、穴久保版の動きの激しいギャグタッチのピッピあり、主人公のレッドこと赤井勇の姿でした。

ピッピとピカチュウが従兄弟という設定は原作ゲームでも生かされ、タマゴグループが同じというところに反映されています(タマゴグループはポケモンGOでは未実装)。

アニメ制作会社、ゲームフリーク、任天堂、小学館とそれぞれが違う方を向いた意思統一の図れていないメディアミックスで、経緯を見る限り失敗してもおかしくないものでしたが、そこに携わった人達の情熱により様々な奇跡が重なってポケモンブームが起こり、それが現在のポケモンGOにまで繋っていると言えるのです。

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